ばんがさプロジェクト
11/14-16は博多冷泉町の「ばんがさプロジェクト」。 みなさんお疲れ様でした(M1+竹ピーは特にご苦労様でした)。 打ち上げに参加できず申し訳ありません。
2年ほど前、博多区の景観検討委員を務めた関係で始めた景観演出も、昨年の「のれんプロジェクト」に続き2回目。大学の知的・人的資源を直接的に活用しながら地域との協働作業を行おうというプロジェクト。
日本古来のデミウルゴスに拘っているのには、もちろん自覚があります。このプロジェクトは空間的に宙吊りでは?ということにも自覚があります。調和的な折り合いを期待しているのでは?という問いにも自覚があります。連続的なコミュニケーションという方法論だが、むしろ断絶の連続ということにも自覚があります。到達点がないのですから、物理的時間による中断があるのみなのです。
櫛田神社をはじめとする寺社が点在する地域で、山笠を中心とする結束力・地元プライドはかなり高いが、空間的な魅力は乏しくなるばかり。フィールドとベクトルの交錯。また、ふるさと館という拠点施設があるにも関わらず、ここが地域のためにというポーズも空しいダブル・バインド状態の排他的存在。
いくつかの輪郭が、2つのプロジェクトを通して分かってきたので、そろそろ一体的な地域イメージを共有するステップへと移行することにしましょう。
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