都市プロ
11/28は今年度からスタートの都市プロジェクト(学部3年生対象)の現地敷地見学で大牟田市へ。 大牟田市総合政策課の中村珠美さんによる、市の政策・概況のレクチャのあと、現地を案内して戴きました。
駅前商店街・歓楽街(郊外店へ客が流出し、少し寂しい商店街)と旧炭住群の住宅地の間にある小学校が今回の敷地。将来的な再編も視野に入る。
学校の課題は5年目になるが、毎年テーマは異なる。昨年は博多の中心部が敷地だったこともあり、既存の都市空間と連動し合うユニークなプログラムが多かった。寺町の空間構成を引用しながら学校を構成する(中野君だったかな)や、川端商店街を拡張し立体的に構成した街路型の学校(これは高野さんだったでしょうか)などは印象的でした。
一方、一昨年は敷地の形状が複雑であったこともあるが、建築としては成立しないものが多すぎで困った。例年、横山先生と私で2つの優秀作品(別に1位と2位ということではない)を選んで学生さんを鼓舞するのだが、ほとんどの場合二人の意見は一致する。が、これも一昨年は完全に分かれた。時間の概念が完全に欠如した単なる形の操作ではいけないと思う。
そこで今回は、2つの視点を説明的に付加した。
01 20年後の小学校はどのようになっているのか。 02 学校が建つことによって都市を改造することは可能か。
学校を1つ建て替えるだけではなく、人によってその街や都市を改善できるかどうか。このことを真剣に考えて欲しい。
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