空間

2010年5月29日 (土)

キン・ザ・ザ+Fantasitic Planet

住宅地計画小委員会の後、岐阜高専の今田先生と談笑。
今田さんは郡上八幡でまちづくりに取り組んでいて、町家や野外での映画などを企画されているようです。
これまでに「不思議惑星キン・ザ・ザ」と「Fantasitic Planet」を上映されたそう。
ロシアとチェコのSFもの。コアだけど野外で見てみたい!

この類を博多でやるには相当な勇気が必要です。
長谷川法世さんも怖い。

郡上八幡のまちづくりについては、以下のブログに詳しいようです。
http://itsumoco.exblog.jp/

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2009年7月 2日 (木)

福岡市市政だより

福岡市市政だよりに博多区・冷泉での活動が記載されます。

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2008年12月17日 (水)

空間論的思考

12/17は建築学会の支部論文の投稿締切日。 院生(社会人院生を除く)全員が投稿した。例年そうだが、イライラは頂点に。それは十分に研究を遂行できなかった自分自身、すなわち自己反省のためのイライラですが。

空間論的思考がおろそかになっている。空間に関連づけられる様々な変数の意味を理解することを怠っている。痛切に感じたこの2-3日だった。  

       

「現代とは、結局のところ、空間の時代なのかもしれない。われわれは同時性の時代にいる。われわれは並列の時代にいる。近さと遠さの、横並びの、そして分散の時代に。われわれの世界の経験は、時間の中で展開する長い人生のそれであるよりは、もろもろの点を結びつけそれ自身のもつれの中で交差するネットワークのそれであるというような、そんな時代にわれわれはいるのではないだろうか」(Michel Foucault)

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2008年12月 7日 (日)

Nepal

谷正和先生から12/13-29にネパールに調査に行くので、一緒にどうかと誘われていました。が、散々悩んだ挙げ句に断念。

前回、ネパール(Kathmandu→Butwal)に行ったのは2004年だったと思うので、かれこれ4年も経ってしまったことになります。その時の調査のまとめもしてないし。

ネパール南部のインド国境沿いの平原には、多数の民族の定住集落がある。概ね100-200人くらいの集落で、ほぼ住宅配置のパターンは同一だ。住宅は道路の両脇に位置し、住宅の長手が南北軸に沿う。理由はどうも陽の上がる方角(東)に住宅の一部を向けるということにあるようだ。

多くの定住集落の中でも、タルー族の住宅が最も知られており、内部は壺で領域分けされたロングハウスが連なる。だが、タルー族の住宅は木構造をベースとしていることもあり、ある意味特殊だ。他の集落は土造のもう少しプリミティブ(つくり方が)な住宅が多い。我々が調査に出かけた集落もそうだった。これらの住宅からは、バングラデシュデルタ地域との住宅のプロクセミクスを感じることにもなる。

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2008年12月 1日 (月)

きむらとしろうじんじん

11/29は横浜へ。

横浜市立大学の鈴木伸治先生のナビゲートで黄金町バザールへ。そこでアーティストのきむらとしろうじんじんに遭遇。野点陶芸などコラボ型アートの代表です。黄金町でも大人気でした。

それにしても大きな人ですよね。

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2008年11月26日 (水)

近江八幡

11/24-25は都市ブランド戦略の視察で、福津市の石橋室長・堀田係長・都甲先生・田村先生などと 滋賀県へ。

初日は長浜黒壁スクエアの笹原氏と面会。夜は彦根泊まり。翌日は近江八幡へ。

近江八幡市といえば、近江商人、ヴォーリズの建築、近江八幡の水郷などがよく知られているところですね。近江八幡の水郷は、重要文化的景観の全国第1号として選定。現在は、公有水面・ヨシ地・集落・農地・里山を含む約350haが選定されています。広大な面積と、手続きに必要な所有権の問題などを考えながら、船にゆられて水郷めぐりをしました。

ところで、近江商人は近江国を拠点に全国的に展開して商いをした商人たちのこと。行商が基本ですね。近江の物産を行商で販売し、帰りは行商先の物産を持ち帰って商いをする。蚊帳、畳表、麻布、蝋燭などを主に扱っていたようです。近江商人の商法と理念は、薄利多売と薄利広商としてよく知られるところです。今で言うところの顧客第一主義ですかね。

 近江商人の住宅が並ぶ町並は地味だが、端正で洗練されている。成金趣味的なものはほとんど見あたらず、清々しい空間だ。

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2008年11月18日 (火)

ばんがさプロジェクト

11/14-16は博多冷泉町の「ばんがさプロジェクト」。 みなさんお疲れ様でした(M1+竹ピーは特にご苦労様でした)。 打ち上げに参加できず申し訳ありません。

2年ほど前、博多区の景観検討委員を務めた関係で始めた景観演出も、昨年の「のれんプロジェクト」に続き2回目。大学の知的・人的資源を直接的に活用しながら地域との協働作業を行おうというプロジェクト。

日本古来のデミウルゴスに拘っているのには、もちろん自覚があります。このプロジェクトは空間的に宙吊りでは?ということにも自覚があります。調和的な折り合いを期待しているのでは?という問いにも自覚があります。連続的なコミュニケーションという方法論だが、むしろ断絶の連続ということにも自覚があります。到達点がないのですから、物理的時間による中断があるのみなのです。

櫛田神社をはじめとする寺社が点在する地域で、山笠を中心とする結束力・地元プライドはかなり高いが、空間的な魅力は乏しくなるばかり。フィールドとベクトルの交錯。また、ふるさと館という拠点施設があるにも関わらず、ここが地域のためにというポーズも空しいダブル・バインド状態の排他的存在。

いくつかの輪郭が、2つのプロジェクトを通して分かってきたので、そろそろ一体的な地域イメージを共有するステップへと移行することにしましょう。

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2008年11月 6日 (木)

bipolarity and movables

相反する事象を表現するのは二極性(bipolarity)というべきものではないのか? そもそも二極は均衡する(べき)ものなのか? 空間レベルではどう記述するのか?

→大西さんへ

動産(的)とはやはり分かりにくい。 空間の動産化???

→松井君へ

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2008年10月22日 (水)

常滑

焼き物で知られる常滑に行ってきました。

海と山のあいだ。かつての製陶工場が密集していた山辺には、迷路のような回遊路がめぐっている。 愛知県立芸大や名古屋造形大の学生さん達やOBのアーティストが至る所で様々な仕掛けをしていて、とても楽しい場所となっています。また、案内マップやイベントちらし、サインやちょっとした小物まで美しくデザインされていて、さすがです。製陶工場を改修したギャラリーもあって、写真家の坂倉さんにお話を聞くこともできました。

http://www.rin2005.com/

冷泉まちなみPでは、こちらのデザインの意図が伝わりにくかったり、勝手に図柄を使用されたり(変更されたり)。 まあ、いろいろありますが、常滑も見習って、ねばり強く頑張ってみましょう。

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2008年9月11日 (木)

志免炭鉱

学術調査・指導をされている片野先生にお誘いを受けて志免炭鉱竪坑櫓へ。 屋上まで登りました。ちなみに町の許可を受けています。一般の方は入れません。内部まで公開するにはあまりにも危険(みまもり保存が既決定)だからです。

海軍直営の炭鉱(戦後は国鉄所有)。企業のそれとはスケールが違います。

巨大な構造体だが、よくみると合理的な構造だ。スパンとりも明快。多くのハンチは柱と梁の幅は同じくしている。打設時には流体であるコンクリートには適切な構法だ。

主体がなくなった建築をどうするか。

延命装置を取り付け再生し、観光のために利用するのかどうか。多くの遺産地域に共通の問題でもある。

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